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トレーダーの名言【その2】

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2017年05月10日(水)

今日はトレーダーなら誰しもが知る著書「ゾーン―相場心理学入門」から、私が個人的に良いと思う言葉を紹介したいと思います。

ぶっちゃけて言うと、「ゾーン」は読みやすさという観点では非常に微妙なので、通して読んで著者の主張の全体像を理解しようと努めるよりも、良いと感じた言葉をピックアップして付箋を貼るなりメモするなりしてその部分だけを後で読み返すという利用方法がオススメです。

ただ、通して読んでも理解が比較的容易で、何より有益だと思うのは「第七章 トレーダーの優位性―確率で考える」の項目です。この章が私は一番好きで、この章だけでも価値があると思うので、まだ読んだことがない方は是非読んでみて下さい。

さて、それでは良いと感じた言葉をいくつか紹介します。

利益を出す為には次に何が起こりそうか知る必要はない、何事も起こり得る、どの瞬間も唯一のものである―すなわちどの優位性の結果も唯一無二の経験である―
ミクロレベルでゲームの不確実性を信じ、同時にマクロレベルでゲームの予見性を信じる。
各プレーの唯一性に対する信念は、各プレーの結果を予測しようという無駄な努力を防いでくれる。次に何が起こるか分からないという事実を理解し、完全に受け止められるからだ。
大成できないトレーダーは、マーケット分析にとりつかれている。彼らが切望するのは、分析がもたらしてくれそうにみえる確信である。
各トレードが予測できない結果を生む唯一の事象であり、過去の他のどのトレードとも関係はランダムであると信じるのであれば、次の事態を確信できると信じて正解を期待することはできないはずだ。
(byマーク・ダグラス)

著者のマーク・ダグラスが最初から最後まで一貫して主張しているのは、

個々の事象の結果は予測する必要がない

ということです。はっきり言って彼が本書の中で主張したいのはこのことだけと言っても過言ではありません。

ただ、それならば何故わざわざ分厚い本で様々な比喩を用いて冗長に解説するのかというと、短い言葉で理解させるのは到底不可能だろうと著者が考えているからでしょう。つまりはそれだけ難しい概念なわけです。

トレーダーの大多数は一生懸命相場の動向を予測しようとしたり、それが自分でできなければマーケット分析が詳しい人のアドバイスをありがたがったりしますね。

そういう人達に対して、マーグ・ダグラスは様々な事例を用いて、「ホラ、これこれこうだから、次に何が起こるか分からなくても相場で勝つ為には全く問題ないんだよ」ということを解説しています。

私は「トレーディングというのは優位性のある手法を一貫性を持って使い続けることが重要なのであり、目先の相場の動向を予測することや個々のトレードの勝ち負けが重要なのではない」ということに気付かせてくれたことに感銘を受けました。

私が相場に対する恐怖心が薄れるようになったのも、元をたどればこの本のおかげだったのかもしれません。

今現在、私の頭の中にある信念は、

個々のトレードで勝てるかどうかはさっぱり分からない

です。

分からなくていいんだ、ということをマーク・ダグラスは分からせてくれました。

ありがとう、マーク・ダグラス!

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